CANDLE

櫻井芳枝さんのキャンドル

 

SHOP DATA

〒068-0362 北海道夕張郡栗山町円山383-4

TEL:01238-2-3630

Access: [車でのアクセス]/札幌駅よリ1時間20分






ゆらめく炎が落とす影の動きは、いつまでも眺めていたくなる光景。栗山町で創作活動をおこなっている櫻井芳枝さんのキャンドルは、そのまま飾っておくのではなく、”使ってほしい”作品です。火を灯すことでいっそう美しさが増すキャンドルをご紹介。

さりげなく部屋になじみながらも、静かに存在感を放つキャンドルです。色の組み合わせ方や作りは繊細でとても雰囲気があり、まさに”大人のためのキャンドル”です。

数ある作品のなかでも印象的なのは、ロウの表面を囲むように白樺の小枝が並んだ白いキャンドル。強い風が吹いたあと、地面にたくさん落ちてしまった白樺の小枝が材料です。枝が並んだ様子はそのままでも素敵ですが、火を灯すと気配が一変。キャンドル全体に炎の色が映り、小枝がシルエットになって浮かびあがります。その様子はまるで、凍てついた冬の森でたき火を囲んでいるよう!ロウの成分が霜のようにも氷のようにも見え、火の温かみがありながら、なぜか冷たさまで感じられる不思議な世界が現れます。手のひらで握って丸めた自然な凹凸が、独特の陰影を生みだす「にぎりキャンドル」など、作品はどれも”ぬくもり”がにじむものばかり。冬の長い北海道によく似合います。

これらの作品を生み出す櫻井さんに会いに、とある夏の日に栗山町の工房を訪ねてみると…。車道から工房に向かう小径の横、ちょこんと立った表札の近くに「クマが出没しました」の張り紙を発見(!)。そんな自然に囲まれた森の中に、櫻井さんご夫婦の自宅兼工房はありました。古い民家を改装した家に入ると、ワンちゃんたちがお尻をフリフリしながらお出迎え!部屋の中にはたくさんのキャンドルが並んでいます。窓からは、風にのって鳥のさえずりや緑の匂いが運ばれてきます。自然の気配に五感が刺激される工房から、作品が生まれていました。

創作をはじめたきっかけは、ご自身がキャンドル好きだったから。夕食の時も、仲良しの友達の家でバーベキューをする時も、暮らしのなかで当たり前にたくさん火を灯して楽しんでいたそうです。事務員として働いていた当時、「そんなに好きなら自分で作ってみたら?」という陶芸作家の友人のひと言がきっかけとなり、独学でキャンドル作りを開始。しかし、本屋さんで資料を探しても子ども向けのものしかなかった時代。ある時、本で知った先生のところへ直接出向いて専門的な知識を学び、本格的に創作活動を始めるようになったのだとか。いつしか事務の仕事も辞めてキャンドル作り中心の生活になったことで、ご夫婦の出身地でもあった東京を離れ、栃木県の那須を経て栗山町へと移住。「今まで住んだなかで、ここが1番好きよ」というほど、今ではすっかり栗山町がお気に入りに。隣の農家さんが作る甘~いメロンや絶品トマトの話、そして地元でさまざまな創作活動をする仲間と一緒にギャラリーを作った話。櫻井さんと話しをしていると、町の魅力が次から次へと飛び出してくるものだから、帰る頃には栗山町のファンになってしまったほど!

「このキャンドルは、火を灯して使って欲しいの。だから、ロウがゆっくりと溶ける素材を使っています」。たしかに、火を点けてからしばらくたっても少ししかロウが減らないことも特徴のひとつ。普段づかいしてほしいからこそ長く楽しめるように、選ぶ素材にもそんな思いが込められています。ロウが溶けてなくなり外側だけが残っても、櫻井さんのところに送ればふたたびロウで満たしてもらえるのだとか。

「ロウソクの灯りがあると『語れるね』って友達に言われたことがあるの」。普段言えないことが言えそうな、本音で語り合えそうな…。たしかに。暗闇の火には、人と人との距離を縮め、心をまっさらにしてくれる効果があるような気がしませんか?

ひとつひとつ表情が違うキャンドル


同じ色味やサイズでも、印象が変わるのが手づくりの良さ。ぜひ、じっくりとお気に入りの”ひとつ”を探して

火を灯してこそ美しさが際立つ


荒々しくも美しくて深い色合い。想像力をかきたてるデザインは、火を灯すことで雰囲気がガラリと変わる
 
 

絶妙な色の組み合わせ


櫻井さんのキャンドルの特徴は、色合わせがうっとりするほど美しいこと。自然でどこかアンニュイな色あい
 

 

 
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